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石を割る その1

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石を割るには、いろいろな方法があります。その中でも、一般的な方法を紹介したいと思います。
その原理は、大昔から変わっていません。
石を割りたいと思う箇所に線を引き、そこに一定間隔に穴を彫ります。そしてその穴にくさびをうちこむのです。昔はこの矢穴と呼ばれる穴を彫るのが大変でした。そしてそこに矢と呼ばれるくさびを打ち込むのですが、矢も大昔は硬い木だったようです。その後金属の矢が使われるようになりました。トビ矢、マメ矢などといわれるものです。これらはすべて職人の手作りによるものです。注意しなければならない点がいろいろあり、それらは現在の簡単な方法で割る際にもあてはまるものがあります。
まず石を割る場合において、石全体に対して真ん中で二等分するのが一番割れやすいです。その割合がどちらかに偏ってしまった場合、自分がイメージするように割りづらくなります。どうしても小さいほうは力が逃げてしまい、垂直に下まで割れが入りづらいのです。ですから、石を割る際は等半、が基本です。もちろん石のサイズや形状、すでにあるヒビなど、条件によって変わりますし、比率が多少変わっても問題ありません。斜めに矢穴を彫ってある程度の計算をして狙うということもできますが、高度な読みが必要であり、熟練の職人さんの技と言えます。
トビ矢の矢穴をあける際も、微妙な加減が必要となります。矢穴と矢はセットで考えなければなりません。使用する矢の形状に合わせて矢穴を彫らねばならないのですが、ここでも経験による技と知恵が試されます。隙間だらけだったり、ぴったりでは効果がありません。くさびとなるには下方向に余裕がなければ底付してそれ以上打ち込むことができません。斜めの角度も重要となります。
いざ矢穴に矢をいれて、割る時の注意ですが、矢もハンマーも金属です。金属同士がものすごい力でぶつかりあうことになります。石の作業においてもっとも危険といえるかもしれません。しっかり矢とハンマーの芯にあてることが肝要ですが、それでも矢のあたまが飛ぶ時があります。これは拳銃の弾となんら変わりません。ものすごいスピードで飛んでいきます。厚手のツナギを着ていても軽く貫通して皮膚の奥に食い込みます。昔の職人さんで片目を失明した人が多いのもこのためです。細心の注意が必要となります。周囲に人がいないかも確認するべきです。
また、石は突如割れる場合があります。割れる方向にいるのは危険です。石の上に乗って作業するのも危ないです。それと、割れたからといって不用意に手を入れたりしないようにしてください。何かの拍子で割れた石が元の位置に戻ることがありますので、割れた場合はバールや木片などをはさむことを心がけてください。以上が昔から伝わる石の割り方です。
 

ゴム付セリ矢(ワンボディウェッジ) 20mm

 


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